①全体的な脳の血流不足
神経調節性失神、起立性低血圧などにより低血圧で脳の血流が低下するいわゆる“脳貧血”で、これが失神の一番多い原因です。
他には心臓の不整脈(心室頻拍、完全房室ブロックなど)で心拍出量が低下することにより、脳の血流も低下して失神する場合があります。この場合は危険性が高いので迅速な治療が必要になります。
②脳幹など意識をつかさどる部分の局所的な血流不足
一過性脳虚血発作、特に椎骨脳底動脈の血栓塞栓症が考えられ、危険なサインです。
③突発的な脳細胞の機能異常
てんかん発作、低血糖発作など
④その他
心因性発作など
MRI、心電図、ホルター心電図、脳波検査、自律神経機能検査、血液検査などを行い診断します