1. 足の異常感覚が原因で脚を動かしたい、という強い欲求がある
2. その異常感覚は安静で始まる、または安静で増悪する
3. 運動によって改善する
4. 日中より夕方から夜間に増悪する
また、周期性四肢運動といって、睡眠中に四肢(主に下肢)がピクンと勝手に動く運動が出現することがあります。
鉄欠乏から生じることもあり、フェリチン値をチェックし不足していれば鉄剤投与を行います。治療薬はドパミン作動薬、クロナゼパム、レグナイト(商品名)などがあります。
規則的な就寝・起床を心がけ、カフェイン・アルコール・喫煙は控えましょう。
就寝前の激しい運動は避けた方が良いです。就寝前に短時間歩いたり、脚のマッサージは良いとされています。
お風呂やシャワーなどの温度刺激により症状が軽減することがあります。
1) 立ちくらみ、失神、気分不良、朝起床困難、頭痛、腹痛、動悸、午前中に調子が悪く午後に回復する、食欲不振、車酔い、顔色が悪いなどのうち、3つ以上、あるいは2つ以上でも症状が強い。
2) 鉄欠乏性貧血、心疾患、てんかんなどの神経疾患、副腎、甲状腺など内分泌疾患など、基礎疾患を除外できる。
3) 新起立試験(10 分間ベッドに寝てじっとした後、1分毎に10分間、血圧・心拍数を測定する試験です。)で陽性
起立性調節障害は次の4つのタイプに分けられます。
①起立直後性低血圧
②体位性頻脈症候群
③神経調節性失神
④遷延性起立性低血圧
以下のようなことを心がけましょう。
次のようなものがあります
中脳にある黒質のドパミン神経細胞が減少することにより次のような症状を起こします
1)運動症状
安静時に手がふるえ、動作がおそくスムースにいかなくなります。左右対称でないことも多いです。表情は変化に乏しく言葉は単調で低くなります。全般的に動作が減少し、歩行は前かがみで小刻み、すり足傾向となり、加速歩行と言って次第に速度がついてしまって止まれなくなることもあります。方向転換も苦手になります。
2)そのほかの症状
またほかの原因でパーキンソン病とよく似た症状を起こすことがあり、パーキンソン症候群と呼ばれます。
上記のような運動症状があり、脳MRI検査やその他の検査でパーキンソン症候群が否定され、抗パーキンソン病薬にて症状改善がみられればパーキンソン病と診断されます。
主に薬による治療が行われます。多くの作用機序の異なる薬があり、これらを組み合わせて使用しますが、基本となる薬はL-ドパ(ドパミンの前駆物質)とドパミンアゴニスト(ドパミン受容体刺激薬)です。
手術(脳深部刺激療法;DBS)は、強いふるえがあり薬が効かない、当初は効果があった薬が効かなくなってきた、不随意運動(勝手に体が動く)が出てきた、などの場合に行われます。