川崎市の脳神経外科・脳神経内科



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しんゆり脳神経外科クリニック
神奈川県川崎市麻生区上麻生4-35-5
TEL:044-953-3000

--- その他の疾患 ---



--- むずむず脚症候群 ---

診断基準

1. 足の異常感覚が原因で脚を動かしたい、という強い欲求がある
2. その異常感覚は安静で始まる、または安静で増悪する
3. 運動によって改善する
4. 日中より夕方から夜間に増悪する

また、周期性四肢運動といって、睡眠中に四肢(主に下肢)がピクンと勝手に動く運動が出現することがあります。
鉄欠乏から生じることもあり、フェリチン値をチェックし不足していれば鉄剤投与を行います。治療薬はドパミン作動薬、クロナゼパム、レグナイト(商品名)などがあります。

規則的な就寝・起床を心がけ、カフェイン・アルコール・喫煙は控えましょう。
就寝前の激しい運動は避けた方が良いです。就寝前に短時間歩いたり、脚のマッサージは良いとされています。
お風呂やシャワーなどの温度刺激により症状が軽減することがあります。



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--- 起立性調節障害 ---

診断基準

1) 立ちくらみ、失神、気分不良、朝起床困難、頭痛、腹痛、動悸、午前中に調子が悪く午後に回復する、食欲不振、車酔い、顔色が悪いなどのうち、3つ以上、あるいは2つ以上でも症状が強い。

2) 鉄欠乏性貧血、心疾患、てんかんなどの神経疾患、副腎、甲状腺など内分泌疾患など、基礎疾患を除外できる。

3) 新起立試験(10 分間ベッドに寝てじっとした後、1分毎に10分間、血圧・心拍数を測定する試験です。)で陽性


起立性調節障害は次の4つのタイプに分けられます。

①起立直後性低血圧
②体位性頻脈症候群
③神経調節性失神
④遷延性起立性低血圧


以下のようなことを心がけましょう。

  • 坐位や臥位から起立するときには、頭位を下げてゆっくり起立する。
  • 静止状態の起立保持は、1-2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。
  • 水分摂取は1日1.5-2リットル、塩分を多めにとる。
  • 毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。
  • 眠くなくても就床が遅くならないようにする。


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--- 睡眠時無呼吸症候群 ---

症状

睡眠中に呼吸が何度も止まることにより次のような症状をおこします。

  • 日中の強い眠気 
  • 起床時の頭痛・だるさ 
  • 集中力低下、作業効率低下 
  • 高血圧、糖尿病、高脂血症など生活習慣病の悪化。これらは時に重大な疾患につながることもあります。

診断

まずSAS簡易検査自宅での睡眠時呼吸状態の測定を行います。重症度が高い場合はすぐに治療へとつなげます。それ以外は終夜睡眠ポリグラフィーによる精密検査を行って判断します。

治療

CPAP(寝るときに鼻マスクを装着し、一定の圧力をかけた空気を送り込み気道の閉塞を防ぐ治療法)が標準的な治療です。マウスピース作成や生活習慣の改善などで様子を見ることもあります。横向き寝、減量、寝る前の飲酒制限などが有効です。



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--- REM睡眠行動障害 ---

症状

本来、夢をみるREM睡眠中は筋肉が弛緩して動けない状態になっていますが、それに不具合をきたし体が動いてしまう病気です。殴る、叫ぶ、起き上がるなど夢の内容に一致した行動をとります。

診断

パーキンソン病やレビー小体型認知症などと関連することがあります。
主に問診で診断します。精密検査としては終夜睡眠ポリグラフィーを行います。

治療

主にクロナゼパムなどの薬物治療です。また環境整備による危険回避を行います。



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--- パーキンソン病 ---

症状

中脳にある黒質のドパミン神経細胞が減少することにより次のような症状を起こします

1)運動症状

  • 振戦(ふるえ)
  • 動作緩慢、動きが少なくなる
  • 筋固縮
  • 姿勢保持障害

安静時に手がふるえ、動作がおそくスムースにいかなくなります。左右対称でないことも多いです。表情は変化に乏しく言葉は単調で低くなります。全般的に動作が減少し、歩行は前かがみで小刻み、すり足傾向となり、加速歩行と言って次第に速度がついてしまって止まれなくなることもあります。方向転換も苦手になります。

2)そのほかの症状

  • 意欲の低下
  • 認知機能の低下
  • 睡眠障害(昼間の過眠、REM睡眠行動障害など)
  • 自律神経障害(便秘、頻尿、起立性低血圧、発汗異常など)
  • 嗅覚障害

またほかの原因でパーキンソン病とよく似た症状を起こすことがあり、パーキンソン症候群と呼ばれます。

  • 脳梗塞や脳出血など脳血管の病気によるもの
  • 薬剤によるもの
  • 正常圧水頭症
  • 進行性核上性麻痺、多系統萎縮症など

診断

上記のような運動症状があり、脳MRI検査やその他の検査でパーキンソン症候群が否定され、抗パーキンソン病薬にて症状改善がみられればパーキンソン病と診断されます。

治療

主に薬による治療が行われます。多くの作用機序の異なる薬があり、これらを組み合わせて使用しますが、基本となる薬はL-ドパ(ドパミンの前駆物質)とドパミンアゴニスト(ドパミン受容体刺激薬)です。

手術(脳深部刺激療法;DBS)は、強いふるえがあり薬が効かない、当初は効果があった薬が効かなくなってきた、不随意運動(勝手に体が動く)が出てきた、などの場合に行われます。



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